【ドローン国家資格】の「行政処分」の基準が制定されました(2025年2月1日施行)
2025/02/01
みなさんこんにちは。
JUAVACドローンエキスパートアカデミー東京サテライト校です。
本日は、無人航空機(ドローン)の国家資格の行政処分が2025年1月6日付で制定(無人航空機操縦者技能証明に係る行政処分に関する基準)をご説明します!
国土交通省航空局にて発表された今回の制度は↓から
行政処分の概要
目的: 技能証明を受けた者に対する公正かつ適切な行政措置を確保するためのもの
処分の種類
- 技能証明の取消
- 技能証明の効力の停止
- 行政指導(書面による警告、口頭による警告)
→「取消」は言葉そのもの、「効力の停止」には、期間が3月、6月、1年とあり、「行政指導」では、技能証明の効力は失われないので、これまで通りの飛行が可能となります。
※「第三者の死亡、重傷又は複数の第三者の負傷の結果が生じた場合」は、違反点数に関係なく、技能証明の取消又は技能証明の効力の停止の処分を受けてしまう可能性があります。
点数システム
- 違反行為に応じて点数が付与される
- 点数の合計によって処分の種類が決定
- 点数表には、違反行為とその点数一覧が記載
→違反行為に対しての点数が決められています。一部、下記に示します。例えば、処分事由が、「アルコール摂取後の操縦」は、一発で技能証明の効力の取消がなされる可能性があります。
引用:【国土交通省】無人航空機操縦者技能証明に係る行政処分に関する基準
個別事情による加減
- 個別の事情(故意性、情状酌量、過去の違反歴など)によって、点数が加算または減算
- 個別事情による加減表には、個別事情による点数の加算または減算の基準が記載
→是正措置として技能証明保有者が自らの違反行為を航空局に報告することで行政処分の軽減を受けることが可能です。
引用:【国土交通省】無人航空機操縦者技能証明に係る行政処分に関する基準
過去に処分等を受けている場合の取扱い
- 過去に行政処分を受けている場合、点数に加算
- 過去に処分等を受けている場合の取扱表には、過去に行政処分を受けている場合の点数の加算基準が記載
→何度も違反を犯している操縦者には、当然のように技能証明の効力の停止へと近づきます。
引用:【国土交通省】無人航空機操縦者技能証明に係る行政処分に関する基準
その他の規定
- 進行中の調査がある場合は、処分の執行が猶予される場合がある
- 違反行為から2年以上経過している場合は、処分が免除される場合がある
- 処分は、技能証明を受けているドローンの種類に限定することなく、すべてに適用
まとめ
今回、ご説明した内容はドローンの国家資格保有者(無人航空機操縦者技能証明保有者)における行政処分基準となります。
罰則(懲役、罰金など)について別途定められています。
皆様は安心・安全にドローンを飛行させるために、今一度「無人航空機の飛行の安全に関する教則」などを読み返して航空法の復習をして頂き、常に新しいドローンに関する情報をキャッチアップして頂ければ幸いです。
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