ドローン国家資格は個人でも取れる?費用・日数・メリットを解説
2026/07/13
ドローンの国家資格「二等無人航空機操縦士」は、個人でも取得できます。法人所属や実務経験は一切不要で、16歳以上であれば趣味・学生・セカンドキャリアのいずれの方でも受講できます。
費用の相場は19万〜26万円前後、初学者コースで2〜4日程度の講習が一般的です。
そして最大の価値は「安全に飛ばせる操縦者になれること」。資格がない場合でも、特定飛行を行うには10時間以上の操縦訓練が必須です。
こんにちは。JUAVACドローンエキスパートアカデミー 東京サテライト校(株式会社スカイブレックス)の平岩です。
「ドローンの国家資格って、仕事で使う人が取るものでしょ?」
「個人が趣味で取っても、意味あるの?」
当校へのお問い合わせで、最も多くいただくご質問です。結論から言えば、まったくそんなことはありません。実際、当校の受講生には会社員の方、大学生、定年後のセカンドキャリアを考える方が数多くいらっしゃいます。
この記事では、個人の方がドローン国家資格を取る際の費用・日数・メリット・注意点を、スクール運営者の立場から包み隠さず解説します。
ドローン国家資格は個人でも取得できる?
取得できます。国家資格「二等無人航空機操縦士」に、法人所属・実務経験・学歴などの要件はありません。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 16歳以上(それ以外の制限なし) |
| 身体要件 | 視力・色覚・聴力の基準を満たすこと(眼鏡・コンタクト使用可) |
| その他 | 航空法違反等の欠格事由がないこと |
つまり、高校生でも、会社員でも、定年後の方でも取得できる資格です。「業務で使う人だけの資格」という認識は、すでに実態と合っていません。
ドローン国家資格の費用はいくら?相場は19〜26万円
二等無人航空機操縦士(初学者コース)の費用相場は、総額で19万〜26万円前後です。内訳は概ね以下の通りです。
| 費用項目 | 目安 |
|---|---|
| スクール講習費(学科+実技) | 17万〜25万円 |
| 学科試験(CBT)受験料 | 8,800円 |
| 実地試験(スクール内の修了審査) | 講習費に含まれることが多い |
| 身体検査 | 5,200円〜 |
| 技能証明書 発行手数料 | 3,000円 |
ポイント:「講習費」だけを比較すると安く見えても、試験料や証明書発行料が別途かかるスクールもあります。“総額でいくらか”を必ず確認してください。当校は見積時に全費用を明示しています。
民間資格をお持ちなら、費用は下がります
すでに民間のドローン資格をお持ちの方は「経験者コース」の対象となり、講習時間が短縮されるため費用も大きく下がります。まずはお持ちの資格をご相談ください。
取得までにかかる日数は?初学者で2〜4日
初学者コースの場合、講習日数は2〜4日程度が一般的です。標準的な流れは以下の通りです。
| ステップ | 目安 | |
|---|---|---|
| 1 | スクールの学科講習 | 約10時間 |
| 2 | スクールの実技講習 | 2〜3日 |
| 3 | 修了審査(スクール内で実施) | 半日 |
| 4 | 学科試験(CBT/全国の試験会場) | 30分 |
| 5 | 身体検査 | 即日〜 |
| 6 | 技能証明書の申請・交付 | 数週間 |
土日や連休を使って通う方も多く、働きながらでも十分に取得可能です。当校は完全マンツーマンのため、受講生お一人の予定に合わせて日程を組めます。
個人がドローン国家資格を取るメリットは?
1. 飛ばせる場所と条件が広がる
国家資格を持っていると、一部の飛行申請(許可・承認)が簡略化・免除されます。人口集中地区(DID)上空や夜間飛行、目視外飛行などの手続きが軽くなり、「飛ばしたいときに飛ばせない」というストレスが大きく減ります。
趣味で本格的に空撮をしたい方ほど、資格の恩恵は大きいのです。
2.「資格がなくても飛ばせる」——でも、結局10時間以上の訓練は必要です
ここが、最も誤解されているポイントです。
DID上空、夜間飛行、目視外飛行、30m未満の接近飛行——これら「特定飛行」を国土交通省の許可・承認を受けて行う場合、多くの方は「航空局標準マニュアル」を使って申請します。
その標準マニュアルには、こう定められています。
| 要件 | 内容 |
|---|---|
| 基本的な操縦技量 | 10時間以上の操縦練習が必須。しかも「十分な経験を有する者の監督の下」で行うこと |
| 訓練場所 | 許可等が不要な場所、または訓練のために許可等を受けた場所に限る |
| 目視外飛行 | 操縦者は、目視外飛行の訓練を修了した者に限る |
| 夜間飛行 | 操縦者は、夜間飛行の訓練を修了した者に限る |
つまり——
資格を持っていなくても、「経験者の監督下で10時間以上」の訓練は避けて通れません。目視外で飛ばしたいなら、目視外の訓練も別途必要です。
そして「監督してくれる経験者」も「訓練できる場所」も、個人で用意するのは決して簡単ではありません。
さらに——技能証明があれば、この訓練は省略できます
標準マニュアルには、こうも書かれています。
技能証明(飛行にあたって必要な限定解除を受けたもの)の保有者は、これらの操縦練習を省略することができる。
国が「この人は必要な訓練を修了している」と認めてくれる——それが技能証明(ドローン国家資格)です。
国家資格を取ることは、遠回りではなく、むしろ最短ルートなのです。
そして何より大切なのは、この「10時間以上」という数字が、「それだけの訓練を積まなければ、安全に飛ばせない」という国からのメッセージであるということ。
資格取得の本当の価値は、「安全に飛ばせる操縦者になれること」。
当校が完全マンツーマン指導にこだわり続ける理由も、まさにそこにあります。
出典:国土交通省 航空局標準マニュアル②(令和7年12月26日版)
https://www.mlit.go.jp/common/001975920.pdf
※上記は「航空局標準マニュアル」を使用して許可・承認申請を行う場合の要件です。独自マニュアルを作成・申請する場合は要件が異なります。また、練習の省略には飛行内容に応じた限定解除が必要です。
3. セカンドキャリア・副業の武器になる
ドローンの活用は、インフラ点検、測量、農薬散布、災害調査、空撮など急速に広がっています。国家資格は、その入口として最もわかりやすい証明書です。定年後の再就職、地方移住後の仕事づくり、週末の副業——「手に職」として選ぶ方が確実に増えています。
4. 学生なら、就職活動での差別化になる
まだ保有者が少ない国家資格です。土木・建設・測量・警備・農業・メディア系を志望する学生にとって、履歴書に書ける明確な強みになります。
ドローン国家資格は「意味ない」って本当?
「意味ない」と言われる理由は、主に次の3つです。正直にお答えします。
| よく聞く主張 | 実際は |
|---|---|
| 「資格がなくても飛ばせる」 | 事実です。ただし特定飛行には10時間以上の訓練が必須で、飛行のたびに申請も必要。資格はその負担を大きく下げます |
| 「取っただけでは仕事は来ない」 | その通りです。資格は“免許”であり“営業力”ではありません。ただし資格がなければ土俵にすら上がれない案件が増えています |
| 「独学でも十分」 | 危険です。独学の最大のリスクは「自分が何を知らないかを知らない」こと。航空法・気象判断・バッテリー管理・緊急時対応を体系的に学ばずに飛ばすことは、本人にも周囲にもリスクとなります |
つまり、「資格を取ればバラ色」ではないが、「資格がないと選択肢が狭く、安全面のリスクも残る」——これが正確な現実です。当校では、この点を最初のカウンセリングで必ず正直にお伝えしています。
個人がスクールを選ぶときの3つのチェックポイント
1. マンツーマンか、集団か
個人で通う方の最大の不安は「置いていかれること」です。集団講習では、周りのペースに合わせざるを得ません。当校は完全マンツーマン指導。わからないことを、わからないまま卒業させません。
2.「総額でいくらか」が明示されているか
講習費以外の費用が後から出てくるケースがあります。見積の段階で総額を出せるスクールを選んでください。
3. 卒業後のフォローがあるか
資格を取った後、「で、次はどうすれば?」で止まってしまう方が非常に多い。卒業後も相談できる関係が続くかは、実は最も重要なポイントです。
よくある質問(FAQ)
Q. ドローン国家資格は個人でも取れますか?
A. 取れます。16歳以上であれば、法人所属や実務経験は不要です。趣味・学生・セカンドキャリアの方も多数受講されています。
Q. 二等無人航空機操縦士の費用はいくらですか?
A. 初学者コースで、総額19万〜26万円前後が相場です。別途、学科試験料8,800円、身体検査料、技能証明書発行手数料3,000円がかかります。
Q. 取得までに何日かかりますか?
A. 初学者コースで2〜4日程度の講習が一般的です。土日や連休を利用し、働きながら取得される方も多くいらっしゃいます。
Q. 資格がなくてもドローンは飛ばせるのに、国家資格を取る意味はありますか?
A. あります。DID上空・夜間・目視外などの特定飛行を許可・承認を受けて行う場合、航空局標準マニュアルでは経験者の監督下で10時間以上の操縦練習が求められ、目視外飛行には目視外の訓練修了が必要です。技能証明(必要な限定解除を含む)を保有していれば、これらの操縦練習を省略できます。何より、この訓練要件は「安全に飛行するために必要な水準」を示したものであり、資格取得はそのまま安全性の証明になります。
Q. まったくの未経験でも大丈夫ですか?
A. 問題ありません。当校の受講生の大半が未経験からのスタートです。完全マンツーマンのため、操縦経験ゼロの方でも安心して受講いただけます。
Q. 学科試験は難しいですか?
A. 航空法や気象、機体の知識が問われますが、講習内容をきちんと学べば十分合格できるレベルです。当校では試験対策までサポートします。
まとめ|「好きなこと」を、資格にする
ドローンの国家資格は、もはや「仕事の人だけのもの」ではありません。
- 個人でも取れる(16歳以上・実務経験不要)
- 費用は19〜26万円前後、日数は2〜4日
- 資格がなくても10時間以上の訓練は必須——ならば、国家資格が最短ルート
- 何より、安全に飛ばせる操縦者になれる
大切なのは、安全に、正しく飛ばせる人になること。その最短ルートが、国家資格の取得です。
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